スポーツトレーナーとは?大きく分けて3種類を徹底解説

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スポーツトレーナーとは?大きく分けて3種類を徹底解説

「チームでトレーナーを雇いたい!」

「スポーツに関わる仕事がしたくて、トレーナーに興味がある!」

スポーツ現場で活動するトレーナー、スポーツ選手をサポートするトレーナーのことをスポーツトレーナーと一言で表現しますが、実は、スポーツトレーナーは大きく分けて3種類に分類することができます。

ジンノウチ
ジンノウチ

チームでトレーナーを雇いたい方やトレーナーを目指す人にわかりやすくこの3種類のスポーツトレーナーについて解説します。

スポーツトレーナーとは

スポーツトレーナーとは、わかりやすく言えばスポーツ現場で活動するトレーナー、または選手をサポートするトレーナーのことをいいます。

スポーツトレーナーという言葉は、主に専門学校が進路を考えるときに「スポーツに関わる仕事がしたい!」という高校生がわかりやすくイメージしやすくするためのマーケティング用語で使われている面があります。

「大学に進学して選手として続けるのは難しい」、「ケガをしたから、そんな選手を守りたい」、「部活動のマネージャーをしていてテーピングやストレッチができるからさらに学んで仕事にしたい」など、進路について考えている学生にとっては「スポーツトレーナー」はドストライクの職業になります。

実際にスポーツトレーナーは、求められる知識やスキル、資格などによって大きく分けて下記の3種類に分類されています。

  • ストレングス&コンディショニングコーチ
  • メディカル(医療系)トレーナー
  • アスレティックトレーナー

スポーツトレーナー① トレーニング指導の専門家: ストレングス&コンディショニングコーチ

スポーツトレーナーの1つ目は、パフォーマンス向上やケガ予防を目的にトレーニング指導をするストレングス&コンディショニングコーチです。

ウォーミングアップやクーリングダウンの指導、ウェイトトレーニング、フィールドやコート上でのスピードやアジリティのトレーニング、持久系のトレーニングなど多岐にわたります。

イメージしやすいのはフィットネスクラブでトレーニング指導をしているパーソナルトレーナーです。フィットネスクラブでトレーニング指導をしているパーソナルトレーナーは、ダイエットなどを目的にトレーニングするクライアントに対して1対1にサポートしますが、ストレングス&コンディショニングコーチは、スポーツ現場ではチームや選手一人一人に対して体力向上や身体的機能を高めることを目的にトレーニングのプログラムを作成し、指導します。

ストレングス&コンディショニングコーチは絶対に必要な資格はありませんが、下記の3つの民間資格が代表的です。

NSCA認定CSCS
National Strength and Conditioning Association(米国ストレングス&コンディショニング協会)が公認しているCertified Strength and Conditioning Specialist(認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)の略です。

アメリカのスポーツチームで活動したいのであれば、「まずはこの資格を取得する」と考えられている資格です。現在では、MLBとNBAでは必須資格とされ、NFLでは80%を超えるストレングス&コンディショニングコーチがCSCSを保持しています。

少なくとも大学を卒業しなければ取得できない資格です。
JATI認定ATI
Japan Association Training Instructors(日本トレーニング指導者協会)が公認しているAccredited Training Instructor(トレーニング指導者)の略です。

NSCAがアメリカで大卒が取得条件になっている一方で、JATIについては日本の団体で養成校の専門学校やプログラムを受講することで資格を取得することができます。

ATIの上級資格としてAATI(上級トレーニング指導者)と最上級資格としてSATI(特別上級トレーニング指導者)という2つの資格があります。
NASM認定CPT
National Academy of Sports Medicine(米国スポーツ医学アカデミー)が公認しているCertified Personal Trainer(公認パーソナルトレーナー)の略です

名称はパーソナルトレーナーですが、スポーツ現場でのチーム指導・個別指導とフィットネス現場での個別指導をする専門家向けの資格です。

日本ではまだ残念ながら資格保有者は少ないのが事実ですが、国際的には認知されている団体・資格になります。

参考までにアメリカのトップリーグでのNASMの資格保有者のデータです。

NFLの100%のチームでNASMの資格保有者が活躍
MLBの100%のチームでNASMの資格保有者が活躍
NBAの100%のチームで少なくとも1名のNASMの資格保有者が活躍
MLSの100%のチームでNASMの資格保有者が活躍
WNBAの92%のチームでNASMの資格保有者が活躍
NHLの91%のチームでNASMの資格保有者が活躍
NWSLの86%のチームでNASMの資格保有者が活躍

スポーツトレーナー② 治療の専門家: メディカル(治療系)トレーナー

スポーツトレーナーの2つ目は、治療の専門家であるメディカルトレーナーです。

ケガをした選手に対する治療もですが、ケガをしていない選手に対しても疲労回復の促進や体調を整えることを目的としたアプローチも含んでいます。

メディカルトレーナーは、主に国家資格である柔道整復師、鍼灸あん摩マッサージ指圧師、理学療法士を保有していますが、国家資格は保有せずに活動しているトレーナーもいらっしゃいます。

これら3つの国家資格を保有するためには少なくとも3年間のプログラムを専門学校や大学で受講しなければなりません。

スポーツトレーナー③ 安全管理体制を構築する専門家: アスレティックトレーナー

最後となるのが、アスレティックトレーナーです。

アスレティックトレーナーは、スポーツ現場の安全管理と選手の健康管理を専門としています。

ケガや事故が発生したときの救急対応や応急手当はもちろんですが、最寄りの医療機関との連携、病院でのリハビリテーションが終わってからスムーズに競技復帰にするためのリコンディショニングも実施します。

プロのチームなどストレングス&コンディショニングコーチ、メディカルトレーナー、アスレティックトレーナーの3名の専門家を雇用できる予算があれば、それぞれの専門家は連携しながらそれぞれの専門分野の役割を果たしますが、スポーツ少年団や部活動、社会人チームなど限られた予算の中でアスレティックトレーナーを雇った場合には、可能な範囲でアスレティックトレーナーは3者の役割を果たしています。

特に、日本のスポーツトレーナーの特徴として、アスレティックトレーナーを養成する教育機関は専門学校が多く、アスレティックトレーナーとJATI-ATIの養成校のどちらにもなっているため、専門学校ではアスレティックトレーナーとストレングス&コンディショニングコーチの教育を受けれる環境になっています。

また、最近では、メディカルトレーナーの国家資格を養成する専門学校や大学でもアスレティックトレーナーを養成している学校が増えているため、国家資格を保有しながらアスレティックトレーナーとして活動しているトレーナーの方も多くいらっしゃいます。

アスレティックトレーナーもストレングス&コンディショニングコーチと同様に国家資格はなく、民間資格になります。

ただし、日本のアスレティックトレーナーは民間資格といっても、日本スポーツ協会のメディカル・コンディショニング資格の中に認定アスレティックトレーナーという資格があります。

ジンノウチ
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日本スポーツ協会アスレティックトレーナーについては詳しく下記の記事で解説しています。

まとめ

スポーツトレーナーは、ストレングス&コンディショニングコーチ、メディカルトレーナー、アスレティックトレーナーの3種類に分類されます。

ストレングス&コンディショニングコーチをウェイトトレーニングを中心に指導するストレングスコーチと競技特性にあったフィジカルトレーニングを指導するフィジカルコーチに分ける場合もありますが、まずは3つに大きく分けることによって、雇いたいトレーナーやなりたいトレーナーを絞りやすくなると思います。

基本的に3つに分けていますが、一人一人のこれまでの経験などによって変わってきますので、最終的には練習を見学してコミュニケーションをとることでスポーツ現場でのニーズを理解してもらうところかと思います。